最近某掲示板を巡っていた際に、あるオンラインショップの評判の悪さが目に付いた。このオンラインショップは他のショップと同じように「中古品」「ジャンク品」を扱っているのだが、先人たちの経験ではどうも「中古」「ジャンク」の定義については他のショップとずれているというのだ。その某掲示板では特にPCケースはこのショップでは買ってはいけない、とある。普通のショップの状態表示より悪いもの(中古⇒ジャンク相当、ジャンク⇒ゴミ相当?)が届くという。
そのオンラインショップサイトを実際に見ていると、新品も扱っており、中古品、ジャンクのページもある。また、赤札と称する所謂"1人1つまで"というものなど、他のショップと大差ない。ちょっと人柱的な気持ちが沸々と沸いてきたため、筆者が検証してみようと思い立ったのである。当たり前だがサイトを見ているだけではサービスの質までは判断できない。実際に購入してウワサは本当なのかを確かめてみた。
購入
このサイト、左側にはナビゲーションバーがあり、商品種別が記載されているボタンを押すことでそのページに飛ぶのだが、その中に「ジャンク」というものがある。そのページにはメモリやマザーボード、メーカー製PC、プリンタなどが並んでいる。その中でAntec Mini P180 Whiteを見つけた。値段は4200円である。
そのページには代理店のプレスリリース用写真の他、説明書きがある。
「★店頭、展示品戻り、未チェック品のため、ジャンク品にて提供。外観にキズやユガミ等がある場合があります。電源は搭載されていません。また、添付品等なども揃っていない可能性や、動作しないパーツが含まれている場合もあります。箱には入っていますが、外観、動作、等一切不問にて願います。」
「◆戻り品につき、本体に汚れ、傷みがある場合があります。 付属品に欠品がある場合があります。」
これらの、ジャンクである旨の説明書きがある。また、商品は「今週末入荷」と記載がある。展示品の戻りが入荷次第、チェックを経ずにそのまま出荷されることとなる。
早速ショッピングカートに入れ、チェックアウトした。クレジットカードは使用できず、振込みか代引きのみとなる。今回は銀行振り込みで支払いを行う。
その後1~2分で受注した旨の自動送信メールが届いた。銀行振り込み先の確認をし、オンラインで振り込み手続きを行った。銀行振り込みの場合は(ショップによる)入金確認後4営業日以内での発送する、と記載がある。注文および支払い手続きを行ったのが水曜日の夜のため、入金確認は最短で翌日の木曜日、商品入荷が週末の為、発送は月曜日または火曜日であろう。したがって到着予定は最短で水曜日、到着がずれても木曜日、、と予測する。掲示板での書き込みにも対応の遅さが書き込まれていたため、待つことにしよう。
入金確認連絡・・が無い
その後、木曜日、金曜日になれど入金の確認のメールが来ない。振り込み処理が完了しているため、まちがいなく入金が確認できる状態であるはずだ。改めて掲示板を覗いてみるとどうやら入金確認メールは送られないようだ。となると商品がいつ届くのか予測も立たない。一抹の不安を覚えたが、商品が全く届かないような詐欺行為は無い様なので暫く待つこととする。
週が明け、月曜日、火曜日が過ぎたが、商品発送のメールがこない。こうなると商品が届かない理由が、振込みがうまくいっていないのか、入金確認ができていないのか、入荷した商品に問題があったのか、発送したが配達業者のトラブルで届いていないのか、、全く予測がつかない。クレームの入れるにもどこに電話してよいのやら、といった状態だ。今回はブログの記事にすることを決めていたため、メールや電話は行わずひたすら待つ事とした。
発送連絡が来た
さらに翌日の水曜日の朝10時半、ショップからメールが届いた。商品を発送したとの事。一安心である。ただ、「昨夜、送品の発送」を行ったと書かれている。夜な夜な梱包作業を行っていたのだろうか。昨夜ということは火曜日である。入金確認が木曜日に行われていたとしてキッカリ4営業日である。積荷の追跡番号の記載があり、佐川急便のサイトで追跡してみると、最寄の集配所までは来ているようだ。遅くとも明日には届くであろう。発送メールに関してはちょっと如何わしさを感じさせていたが、商品の場所から判断するに体の良い言い訳ではないと思い、黙って到着を待つ。
商品が届く
待ってばかりだったが、メールの届いた水曜日の夜21時半頃に自宅の呼び鈴が鳴り、商品が届けられた。
注文から到着までちょうど一週間かかったことになる。これは商品の入荷が週末だったことを考えるとそんなに悪くない。(メーカー生産待ちの予約注文なら理解できるが、未入荷中中古を先行販売してしまうのはどうかと思うが。。)
入金確認のメールが送られてこないなどの不安な点があるが、商品は約束とおり届いたことになる。
だが、本題はこれからである。次回は梱包を解き、約束とおりの商品なのかどうか中身を確認していくことにする。