注文~到着まではとりあえず及第点の某オンラインショップでのPCケース購入だが、実際に中身はどうだろうか。このPCケースは「店頭展示品戻り」で「ジャンク」である。数ヶ月の間にたくさんの人が触っているため、手垢や汚れは当然あるだろう。また、PCケースコーナーはPCケースが陳列されている場所でに置かれているため、PCケースの中を見るためにサイドパネルを外し本体を傾けたり、背面を見たり、していることを考えると両サイドのケースとぶつかることが想定できる。サイドパネルの傷、または落下による欠けや歪みも考えられる。
最悪は付属品の盗難など欠品もあるだろう。某掲示板の書き込みを見るとサイドパネルやフロントパネルが欠品という状態もあるとのことだが、これは酷すぎると思う。チェックなしとはいえ、大きなパーツの欠品は購入者に対して知らせるべきだと思うがいかがだろうか。
開梱の前に、届いた箱をチェックしてみよう。
まず箱自体のダメージはなかった。展示品として店舗で使用されていたため、当然一度は開梱されている。その後商品を戻し、クリアのテープで梱包しなおしている。
箱右側には、店舗に当初届いた際の配送業者の伝票貼り付け跡と店舗管理用の在庫シール?を剥がしたような跡がある。シールのほうは、カッターで軽く切り込みを入れて剥がしているので、外箱の印刷面ごと剥ぎ取られている。
取っ手の部分からは剥き出しの商品が見える。新品の状態ではビニールに入っているかどうかは分からない。
開梱
では早速あけてみることにしよう。
梱包財はこの外箱についていたオリジナルのものが使われているようだ。きちんと外箱に収まっており、本体もぐらつくような事はない。
梱包財を取り除くと本体が現れた。フロントパネルに商品タグを貼り付けていたと思われる糊の痕がある他は特に傷は見当たらない。
外装をチェック!
本体を取り出し、フロントパネルを見てみる。
梱包材を外した際に見られたフロントパネルの上部に糊の痕。傷ではないので家庭用洗剤で落とせそうだ。
フロントパネル前面にも糊の痕が見られた。これも洗剤で落ちそうだ。傷やヘコミは特に見当たらない点は良かった。写真では見づらいが、手垢で結構汚れている。
次に正面左側のパネルへ移ろう。写真では見づらいのだが、上部には他のケースと擦れた痕と思われる金属系の汚れ、上から2番目は隣のケースのパネルの角がぶつかったのだろうか、鋭利なものが当たった痕があり、削れて地が見えている。下の二つの○は引きずったような痕で表面の引っかき傷になっている。結構広範囲だが下地までは見えていない。
上から2番目の○のアップ。左のくしゃくしゃっとなっているところの傷は深くはないが、右側はハサミを落としたような傷で、深く、金属が見えている。
左下の引っかき傷。下地までは達しておらず、ダメージは表面のみだ。コンパウンドで落ちるかもしれない。
正面左側のパネルをチェック
左側はケース内部を見るために何度も外されるため、傷も結構ある。大きいのは写真にあるような細かい引っかき傷だ。直径20cm程度の範囲で細かい引っかいたような痕があり、下地まで達しているものが多い。何度も何度も何かと擦り合わせた感じだ。後方のプラスチックの枠にまで傷が続いている。下地まで達しているため、コンパウンドでも取れない。汚れを落とす程度だろう。
左側パネル上部の汚れ。これはコンパウンドで落ちそうだ。
左側パネルの裏、ヘコミ、、というより、マイナスドライバを挿し込んだような痕がある。落としたりしただけではこのようにならないと思うのだが。。
リアの状態。特にへこみなどは見当たらない。
ざっと外装を見てみたが、やはり頻繁に外されたと見られる左側パネルの状態が酷い。多くの傷が下地まで達していて痛々しい。そのほかはへこみや傷は見当たらず汚れを落とせば、ぱっと見は新品と見間違えるくらいだろう。
外装ダメージのまとめ
さて、今回のダメージをまとめてみた。青い○の糊付着部分は問題ない。サイドパネルに関しては左右両方とも傷が相当ある。店舗によっては左側パネルは外しっぱなしの場合もあり、この場合はフレームむき出しのケースと隣り合わせになり、傷は増えるだろう。
赤い○の引っかき傷が最大のダメージで、割れや欠け、大きなヘコミは見つからなかったのは良かった。また少なくとも外装パーツについては欠品はなく、汚れさえ落としてしまえば、前から見ている分には新品のようになると思われる。
さて、次は内部および付属品チェックを行いたい、、がこの記事が長くなってしまったので次回に 持ち越すことにした。
最後におまけ。外箱のテープは4回貼られていた。(番号の振り方が逆な点はご容赦いただきたい)